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下工弁慶号

仕様 生まれと歩み 昔の写真 30年ぶりに 下津井電鉄 70周年で 柳井で走る
桜々フェスタ 公民館で 市に寄贈 展示格納庫 北勢線へ 最新情報


最新情報

休眠か 100歳の祝い 大鉄道博覧会 「潮騒」表紙に 外観図面を こんなところに 図面化完成



下工弁慶号の図面化完成・市へ寄贈
 平成21年3月4日付の日刊「新周南」・Web版に下記のような記事が掲載されました。これは、このページの下欄にも掲載されている昨年の生徒達の思いを受け継いだものです。


平成21年3月4日 日刊 「新周南」・Web版
  先輩から後輩へ2年がかりの努力実る
      下工弁慶号の図面化が完成
                市教委に寄贈、長く保管
完成した図面に喜ぶ生徒たち

 下松市役所に展示されているSL下工弁慶号の図面が下松工高(村上正美校長)システム機械科生の手で完成した。完成図を見ずに昨春卒業した先輩4人の思いを3年生6人が引き継いで完成させたもので、図面は1日の卒業式を前に管理している市教委に贈られた。
 下工弁慶号は1907年(M40)製造。徳山海軍燃料廠の石炭運搬や同校の教材に使われ、96年(H8)に同窓会の下松工業会が市に贈った。2004年(H16)から3年間、三重県のまちづくり団体に地域活性化に貸し出し、07年(H19)は東京ビッグサイトの大鉄道博覧会で展示されて全国に知られた。
 しかし図面は製造した石川島播磨重工にも市や海軍関係にもなく、SLでは珍しい狭軌の下工弁慶号を図面化しようという声が出ていた。それを昨春卒業の片田寛和、河添裕紀、原淳巳、山根恵介君が知り、課題研究で図面化に取り組んだ。
 しかし格納庫が狭いため採寸作業が難しく、大鉄道博に3カ月貸し出したため作業時間が足りず、片田君らは未完成のまま卒業。1年後輩の池本公一、梅田宏輝、清湧士、田中翔、長光剛志、藤井彰君が課題研究で引き継いだ。
 6人は先輩の大まかな採寸をもとに汽笛、運転台からネジ1本まで採寸し、CADで製図した。採寸のたびに市役所と学校を往復したが、寸法の測り忘れがあると作業が進まず、夏は暑い庫内で大変だったという。
 完成したのは20分の1の正面と側面図。6人は「機関車採寸の貴重な経験ができた」「細かい計測が大変だった」「細かい作業の繰り返しで集中力がつき、精神的に強くなった」と感想を述べ、指導した園部雅史教諭は「歴史ある下工弁慶号の図面を残せたことは特筆すべきこと。難しい採寸から製図までやり遂げた経験は大きい」と賛えている。
 図面を受け取った市教委社会教育課も「下工弁慶号の貴重な資料として大切にしたい。2年がかりの努力に敬意を表したい」と感謝している。
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★走る勇姿見られない?(新聞報道から)
 平成19年12月16日付、読売新聞・周南地域版「やまぐちの断面」に、下松市が老朽化を理由にボイラーの使用更新手続きをとらない方針で、このため「下工弁慶号」は実際に走ることができない休眠状態に入る見通しとの記事が掲載されました。その内容を下に掲載します。



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★「おめでとう100歳!下工弁慶号お祝いに会」が開催される
 「おめでとう100歳!下工弁慶号お祝いの会」が平成19年10月13日、下松ライオンズクラブ等が主催し、下松市役所グリーンプラザで開催されました。市内の保育園や幼稚園児約300人が集まり”長寿”を祝いました。この催しは、地元テレビでも放映されました。下の記事は、その様子を伝える平成19年9月17日付け、読売新聞周南地域版です。

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★大鉄道博覧会で展示
 江戸東京博物館(東京都墨田区)で平成19年7月10日から9月9日の間、開催された「大鉄道博覧会」で展示された「下工弁慶号」に関する情報です。

「大鉄道博覧会」への貸し出しを報じる新聞報道

                               平成19年5月23日 日刊「新周南」

 下工弁慶号が大鉄道博覧会に
                   7月〜・江戸東京博物館に貸し出し
                          “満100歳”休む間なく全国の舞台へ


 桑名市から帰ってきた下工弁慶号(4月2日)

 100歳を迎えた下松市のミニSL、下工弁慶号が7月10日から9月9日まで東京墨田区の江戸東京博物館で開かれる大鉄道博覧会に貸し出される。3年間貸し出した三重県桑名市から4月に帰ってきたばかりだが、今度は全国のひのき舞台での展示になり、ふるさとで休むひまもない人気。
 下工弁慶号は全長4メートル、車輪の幅は762センチの狭軌で、1907年(M40)に石川島播磨重工業が製造した。徳山海軍燃料廠で石炭運搬に活躍し、下松工高で原動機実習機材として使われ、96年(H8)に市に寄贈され、市役所前に格納庫を作って保管してきた。
 貸し出した桑名市などの北勢線対策推進協議会では1年半がかりで修理し、三重労働局の走行検査にも合格。月1回の走行にはたくさんの観光客が訪れ、地域活性化に貢献したという。
 大鉄道博は同博物館や東京都歴史文化財団などの主催。鉄道黎明期▽旅・移動と鉄道▽高度成長期の鉄道と社会▽昭和を駆け抜けた鉄道車両▽文化と鉄道▽レールは未来へ−の6つのコーナーで、下工弁慶号は目玉として「鉄道黎明期」コーナーに展示される。
 同展には特急つばめの展望車の実物大模型▽昭和30年代に活躍した列車数十本の模型▽集団就職や修学旅行などの写真もある。車両も鉄道の転換期になった昭和30年代のものを中心に紹介し、都市や社会、文化に与えた影響をたどる。
 下工弁慶号の同博覧会展示は19日に開かれた下松工高同窓会、下松工業会の総会で井川市長が報告し「市と下松工高のシンボルが全国の舞台に並ぶのはこの上ない誇り」と述べた。
 下工弁慶号は現在、システム機械科3年生4人が図面化へ採寸作業をしており、これが終わるのを待って6月末にトラックで出発する。同博覧会は一般1,100円、学生840円、小中高校生と65歳以上450円。当日券は200円増し。同博物館は03-3626-9974。

平成19年5月31日「読売新聞・周南地方版」



平成19年6月26日「読売新聞・周南地方版」




★大鉄道博覧会(江戸東京博物館)での「下工弁慶号」
(クリックすると写真が大きくなります)


江戸東京博物館

会場入り口

多くの見学者

多くの見学者

多くの見学者

展示「下工弁慶号」

説明パネル

展示「下工弁慶号」

展示「下工弁慶号」

展示「下工弁慶号」

★大鉄道博覧会での役目を終え、市役所展示格納庫に帰着
 江戸東京博物館(東京都墨田区)で平成19年7月10日から9月9日の間、開催された「大鉄道博覧会」で展示されていた「下工弁慶号」が役目を終え、9月19日午前、市役所グリーンプラザの展示格納庫に無事帰着しました。写真は帰着の様子を写したものです。
(クリックすると写真が大きくなります)



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★下工弁慶号が「潮騒」(下松市広報誌)の表紙に登場
 下工弁慶号が「潮騒」(下松市広報誌)の平成19年7月15日号(bP272号)の表紙に登場しました。表紙紹介の記事で次のように紹介されています。
 市役所グリーンプラザに展示されていた小型SL「下工弁慶号」が、江戸東京博物館(東京都)で7月10日から開催される「大鉄道博覧会」で展示されることになり、6月25日に調印式が行われました。全長約4メートル、重さ5.5トンの弁慶号は、クレーンでトラックに搬入され、晴れ舞台に向け東京へと旅立ちました。



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★ 下工弁慶号”外観図面 生徒が製作中”

平成19年6月21日「読売新聞・周南地方版」

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★こんなところで「下工弁慶号」を見つけました

 平成18年3月30日に開通した市道大手町線、母校のそばを流れる平田川に架かる「公集大橋」の欄干で「下工弁慶号」を見つけました。交通安全に注意しながら、一度ご覧下さい。

(クリックすると大きな写真でご覧できます)



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